毒劇の試験勉強で壁にぶち当たるのは毒劇の性質と取り扱い方法(実地)、もしくは基礎化学と思います。
僕は受験勉強している時、毒劇の性質と取り扱い方法を二週間ひたすら暗記しようとがんばったのですが全く覚えられず、二週間を無駄にしてしまいました。
僕みたいな状況の人も多いと思いますので、そんなひとにおすすめの参考書と勉強方法を紹介したいと思います。
この参考書を試験の一週間前に買って、試験では毒劇の性質と取り扱い方法の科目で80%、実地で76%の得点が取れました。
基礎化学も苦手な人がいると思うので各科目ごとに勉強方法とおすすめの参考書を紹介していきます。
毒物劇物取扱者試験の概要
試験内容(択一式)
・毒物および劇物に関する法規
・基礎科学
・毒物および劇物の性質、貯蔵、その他取り扱い方法
・実地試験(毒物および劇物の識別、性質、その他取り扱い方法)
合格基準
合格基準点は、総得点で60%以上で各科目で30%か40%(都道府県により異なります)の得点で合格となります。
地方によって同一試験になったことで合格率が上がっている県が増えた印象ですので各科目の基礎をしっかり固めておきましょう。
毒物および劇物に関する法規
こちらの科目は特に難しいと感じる人はいないと思います。
各都道府県の過去問で頻出問題を確認しておきましょう。
法規に関しては難しい内容ではないので出題傾向として、引っ掛け問題がよく出る印象なので、参考書をしっかり読んでおけば9割はとれます。
法規が一番点を取りやすい科目になるのでここでなるべく貯金できるようにしましょう。
おすすめの参考書は「一発合格!毒物劇物取扱者試験テキスト&問題集」
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法規に関してはどの参考書も同じようなことを書いているのですが、「一発合格!毒物劇物取扱者試験テキスト&問題集」は内容がわかりやすく、重要なところは大きく、見やすく記載されており、更にその詳細をわかりやすく説明してあるので読みやすく、理解しやすかったです。
引っ掛け問題でよく出るワードが赤で書かれているのでその部分を必ず暗記するようにしましょう。
基礎化学
基礎化学の難しい所は計算問題だと思います。
計算問題は最初は公式を見ながら問題を解いて、問題に慣れると解き方がわかってきます。
公式がわかっていても使い方に慣れていなかったら時間が掛かってしまうため、計算問題が多くでる地域の方はしっかり計算問題を解く練習をしておきましょう。
公式は覚えても使えないと意味がないので公式を暗記するよりは、計算問題を何度も解きながら公式の使い方を覚えていくようにしてみましょう。
毒劇の参考書の基礎化学は淡々と説明されているだけで詳しく解説していないので暗記するしかない印象でした。
基礎化学は理解が必要な部分と暗記で覚える部分があり、理解が必要な部分なのに解説がないのでひたすら暗記しようとしてつまづいてしまいます。
また、毒劇の参考書は過去問の頻出問題しか解説していないので参考書に書いてない範囲も試験で出題されます。
毒劇の参考書で不安な方は別途、基礎化学の参考書を購入すれば勉強が効率よく進みます。
おすすめの参考書は「高校 とってもやさしい化学基礎」
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基礎化学が不安な人はこちらの参考書がおすすめです。
計算問題の解き方が詳しく説明してあり、公式が成り立つ理由も書かれているので理解しやすいです。
基礎の基礎から説明してあるので毒劇の参考書で説明されていない部分がしっかり理解でき、暗記すればいい部分、理解が必要な部分がはっきりとわかるので効率よく勉強を進めていけます。
この一冊さえしっかりやっておけば基礎化学は問題ありません。
毒物および劇物の性質、識別、貯蔵、その他取り扱い方法
この分野に関してはひたすら暗記するのみです。
一発合格!毒物劇物取扱者試験テキスト&問題集をひたすら読んで暗記しようとしたのですが毒物劇物ごとに性質などが記載されているだけなのでなかなか頭に入りませんでした。
なかなか暗記できない方は別途、こちらの参考書を購入しましょう。
おすすめの参考書は毒物劇物取扱者合格教本
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毒物および劇物の性質、識別、貯蔵、その他取り扱い方法に関しては試験に合格するために特化した構成になっているので他のテキストと比べて群を抜いて覚えやすかったです。
過去の出題パターンに沿って記述されており、わかりやすくまとめられています。
また、毒物劇物をその性質や特徴、その他取り扱い方法ごとに整理してあり、何度も同じ薬品名が出てくるので頭に入りやすいです。
「毒物及び劇物に関する参考資料」、「暗記プリント」、「練習問題」がダウンロードできるので隙間時間の勉強に役立ちます。
一か月で合格する勉強方法
とりあえず「一発合格!毒物劇物取扱者試験テキスト&問題集」か「毒物劇物取扱者合格教本」を購入して2,3回ほど読んだ後、受験地域の過去問を解いてみます。
今年から地方での合同試験になるところもあるので合同試験になる方はその地方の各都道府県の過去問を一通り解きましょう。
そこで苦手な部分を把握し、重点的に勉強していきましょう。
ここで勉強が進まないようであれば、覚えられない科目のおすすめの参考書を追加で買い足しましょう。
苦手な部分を重点的に勉強しつつ、理解している部分(暗記している部分)も息抜き程度に目を通しておきます。
過去問を解いて自分がどの程度できているか確認しましょう。
あとは試験まで苦手な部分を徹底的に勉強するだけなのですが、ここで大事なのが苦手な部分を取捨選択することです。
覚えられそうにない所は捨てて、他でカバーできるように他の部分の理解度を高めていきます。
毒物劇物取扱者試験の合格基準点は、総得点で60%以上で各科目で30%か40%です。
余裕がなさそうな人は法規でなるべく高得点を取れるレベルまで勉強し、他の科目は最低ラインは必ず取れるように勉強を進めていきましょう。
毒劇の試験は範囲が広いため勉強を進めれば進めた分、合格率が上がるので試験日まで自分に妥協せずに勉強していきましょう。
コロナの影響で他県で受験できない!?
今年はコロナの影響で他県からの受験を拒否している都道府県があるので複数受験しようと考えている人は必ず調べておきましょう。
コロナで複数受験が難しくなっているので、一発で受かるように基礎問題は100%解答できるまで勉強しておきましょう。